8月26日新国際交流員アンティーさんの「ベトナム文化紹介」
新国際交流員、アンティーさんによる「ベトナム文化紹介」を開催しました。今回、アンティーさんは自分の日常生活の食べ物、飲み物、乗り物について紹介しました。
ベトナムの食べ物というと、生春巻きやフォー(米粉で作られた麺料理)が有名ですが、他に写真を見ただけですぐ食べたくなるものがたくさんありました。更に、お正月の時に、神様へのお供えに欠かせないのは1匹丸ごとの茹鶏肉です。お祈りが終わった後は皆で食べるそうです。そして、それぞれのお料理は意味があり、人々の願いを込めていることに感心しました。
アンティーさんが西条市に来て好きな飲み物は、西条市の市民が誇りに思う「うちぬき」だそうです。ベトナムではサトウキビジュースが市民の大好きな飲み物であると紹介してくれました。
また、ベトナムに行ったことのある方にとって一番びっくりしたのはバイクの量だそうですが、そのほとんどが日本メーカーのものです。特に、ホンダバイクはベトナムバイク市場の3分の2のシェアを持ち、「Honda」という言葉はベトナム語になっており、「Honda」は「バイク」を意味するそうです。
西条市とアンティーさんのふるさとであるビンズン省は自然環境が似ていることからふるさとを思い起こし懐かしく感じているそうです。この講座でベトナムの美しい自然、フレンドリーな人々、多様性文化、おいしい食べ物について皆さんに伝わったのかなと思います。
最後に、ベトナムの通貨ベトナムドンの実物を見せながら、本物の紙幣でハート形の折り紙をみんなで作りました。紙幣が小さくて、参加された皆さんは折るのがちょっと大変そうでしたが、できた時は達成感で皆さん笑顔になっていたのが印象的でした。
最近日本とベトナムは非常に良い友好関係が続いています。ベトナムには多くの日本企業が進出して、ベトナムの経済発展にもつながっているそうです。また、ベトナムからの技能実習生、留学生の数も毎年増えております。西条市に今在住しているベトナム人は約150人となっています。こうした背景から両国の国際交流や相互理解がますます重要になっています。
今回参加した方がベトナムについてもっともっと知りたいと思っていただけたので、本当に楽しい講座だったのかなと思っております。朝から雨の中、たくさんの方に参加していただき、本当にありがとうございました。