「1杯のコーヒーから考える食のこと日本のこと世界のこと」国際理解講座開催報告

9月29日(土)
を西条市総合福祉センターで開催しました。
講師はオフィスナテュレ藤山健氏を講師にお招きし、コーヒーに関すること、食に関すること、カフェと喫茶店の歴史のこと、世界のことを色々教えていただきました。
 突然ですが、皆さん、「カフェと喫茶店」の違いをご存知ですか?カフェと喫茶店は似ているようで大きく違います。喫茶店は「TEA HOUSE」といわれ歴史は300年前イギリス・ロンドンが発祥の地であり、「パブ」のような情報共有の場でした。アルコール提供はありません。一方のカフェは1686年フランスのパリが発症の地であり、「キャバレー」といわれていて、食事をしながらエンターテイメントを鑑賞する情報の共有の場で、今では、「CAFÉやバール」と言われています。アルコールの提供もあります。キャバレーは現在、パリとニューヨークしか残っていません。現在でいうカフェでトークショーやライブをしているのはこのキャバレーの歴史が残っているからなのでしょう。
 藤山氏はカッピングジャッジという資格を保有している方で、カッピングジャッジとは、コーヒーのソムリエのようなもので、愛媛県内では2人しかいない貴重な存在です。
 後半は、3種類の国の豆を試飲しました。豆のひき方、入れ方は同じなのにそれぞれ香り、酸味、風味が違っていました。また正しいコーヒーの淹れ方も学び、受講者たちは「そうなんだ!知らなかった!間違った淹れ方をしていた!」という意見がすごく多かったのがとても印象的でした。
 今回の講座では、コーヒーだけでなく、コーヒーから繋がる食文化、地域経済など多様な視点が盛り込まれていてとても楽しくまたいい勉強となりました。
 「またしてほしい!」という意見を多くいただいたので、是非、計画していきたいと思います。足元が悪い中、多くの方に来ていただきありがとうございました。